感情に名前をつけるとは?
よく、こんな風にさらっと言われたりするけど
よくわからないままにしてしまいがちなので
「感情に名前をつける」というのは、
ぼんやりした“もやもや”や“苦しさ”に
意識の光を当てる行為です。
名前をつけることで、
感情は“あなたを圧倒するもの”から
あなたが理解できるものへと変わっていきます。
感情に名前をつけるとは?
たとえば、
「不安」だと思っていたけど、よく見ると
恥ずかしさや孤独感も混ざっていた
「怒り」の下には、悲しみや
認めてもらえなかった寂しさがあった
というふうに、
感情を細かく言語化していくことです。
よく出てくる感情の名前(例)
| 大まかな感情 | 具体的な名前・言葉の例 |
|---|---|
| 不安 | 心配・恐れ・焦り・緊張・落ち着かない・ザワザワ・胸が詰まる |
| 怒り | イライラ・悔しい・腹が立つ・許せない・軽く見られた気がする |
| 悲しみ | 切ない・虚しい・がっかり・孤独・寂しい・置いていかれた感覚 |
| 恥 | みじめ・情けない・見られたくない・失敗した気がする・隠したい |
| 罪悪感 | 迷惑をかけた・裏切った気がする・ダメな人間だと思う |
| 無力感 | 頑張っても意味がない・何をしても変わらない・力が抜ける感じ |
| 嫉妬 | 羨ましい・負けた気がする・置いていかれた・自分にはないと感じる |
| 安心 | ほっとする・穏やか・守られている・信頼できる・やさしい温かさ |
もう少し繊細な表現にしてみる
ときどき、「言葉にできない」時は、
身体感覚で表してもOKです。
・胸がギュッとする
・喉の奥が詰まる
・お腹が冷たい
・肩が固まる
・涙が出そう
それも立派な「感情の名前」です。
「私は今、胸の奥に小さな不安を感じている」と言えた瞬間、
あなたはその感情に“飲み込まれずに”見つめられています。
セルフワークのやり方(シンプル版)
- 静かに目を閉じる
- 今、体のどこに感情があるか感じてみる
- 「この感覚に名前をつけるとしたら、何だろう?」と自分に問う
- 出てきた言葉をノートに書く(例:「不安」「焦り」「悲しみ」など)
- 「そう感じているんだね」と受け止める
感情に名前をつけることは、
自分との関係を取り戻す最初のステップです。
感じていることに“OK”を出せるようになると、
その感情はあなたを苦しめるものではなく、
本音へ導くサインに変わり始めます。



以前より、感情が抜けていってます。
こらからもやり続けていきたい。
子供の頃から感情を抑えてきていたせいで、身体に症状があったのが気にならなくなってきました。
こんなシンプルな事だけど、身体には結構我慢させてきたんだとおもます。
いつもありがとうございます。